トップページ宮古島市編 > 血液のがん

宮古島市編

  • がんの療養に関する相談窓口はこちら
  • PDFを見る

血液のがん

診断や治療をどの医療機関で受けたらよいのか?

診断

(1)精密検査(確定診断)

悪性リンパ腫を疑う場合は、麻酔を行い、しこりのあるリンパ節(可能ならば頸部リンパ節)あるいは腫瘍の一部を切り取り、顕微鏡で観察します(リンパ節生検または腫瘍生検)。
白血病や骨髄腫を疑う場合は、血液検査以外に骨髄検査(骨盤の骨の一つである腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織を採る検査)を行います。

宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。また、本島のがん診療連携拠点病院でも可能です。

(2)病期や病型分類を決定するための検査

治療の方針を決めるために、病期(ステージ/stage=病気の広がり、がんの進行の程度)や病型を決定することが必要です。

宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。

治療 ※詳細は担当医にお聞きください。

(1)化学療法(抗がん剤、分子標的治療薬など)

宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。
現在のところ、強力な化学療法の初回治療に関しては、本島のがん診療連携拠点病院を紹介しています。化学療法の継続が必要な場合は、宮古病院で化学療法を行っています。また、弱い化学療法は、最初から宮古病院で行っています。

(2)放射線療法(がんに治療用の放射線を当てて、がん細胞を破壊して、がんを消滅させたり小さくする治療)

がんの種類、病期や病状によっては、放射線治療が必要になることがあります。

宮古島市では困難なので、本島の放射線療法が可能な病院で治療を受けることになります。

こんな場合は、どの医療機関で治療や相談をすればよいのか?

いずれの場合でも、主治療を行ってきた担当医とよく相談して、診療情報提供書(紹介状)を作成してもらいます。その後、病院の地域連携室から、宮古病院、徳洲会病院あるいは宮古島市内の診療所へ連絡を行い、連携をした上での受診となります。

治療終了後の経過観察

(1)定期的な外来での経過観察

手術療法の終了後、または薬物療法(化学療法など)の終了後、再発がないかをみるために、定期的な外来での経過観察が必要です。

宮古病院で可能です。経過観察の希望がある場合は、各診療所へまずはご相談ください。

(2)CT等を使った画像による定期検査

治療終了後、年数回は再発していないことを確認するために、CT等を使った画像による定期検査が必要です。

宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。
画像検査以外の毎月の定期外来通院は、宮古島市内の診療所の一部で可能です。

再発後の治療

(1)再発後の治療方針の決定

いくつかの検査を行い、治療方針を決定する必要があります。

宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。

(2)再発後の治療

根治的な治療(完全に治すことを目的とする治療)や延命を目指す治療は、宮古島市内の診療所と徳洲会病院では困難ですが、宮古病院で可能です。
また、痛みや様々な症状を取るための治療(緩和医療=病を抱える患者やその家族ひとりひとりの身体や心などの様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア)を行うことは、宮古病院または徳洲会病院で可能です。
宮古島市内の診療所でも実施可能なことは数多くあります。希望される医療について、 各診療所へまずはご相談ください。

治療が難しい、治療を望まない、治療を行わない場合

根治的な治療や延命を目指す治療を行わない場合でも、痛みや様々な症状を取るための治療(緩和医療)を行うことは、患者さんがどういう状態であれ、常に可能です。

自宅で療養したいという希望がある場合は、宮古病院または徳洲会病院で患者さんのご希望に沿えるようにすることが可能です。その場合は、ご家族も含めて、十分な話し合いが必要になります。
宮古島市内の診療所でも実施可能なことは数多くあります。希望される医療について、 各診療所へまずはご相談ください。

アンケートにご協力ください

よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。

アンケートページへ