本島周辺の離島村編

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胃がん

診断や治療をどの医療機関で受けたらよいのか?

診断

(1)精密検査(確定診断)

 胃の内視鏡検査が必要です。内視鏡検査では胃の内部を観察し、がんが疑われる病変があると生検(病変の一部を採って、顕微鏡で詳しく調べる検査)を行い、病理検査・病理診断*で確定診断します。さらに、超音波(エコー)検査**、CT検査、MRI検査、胸部X線検査、注腸検査等を行います。

各診療所では困難ですが、本島の多くの医療機関で可能です。本島中南部のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関でも可能です。

(2)病期判定

治療の方針を決めるために、病期(ステージ/stage=病気の広がり、がんの進行の程度)を決定することが必要です。

各診療所では困難ですが、本島の多くの医療機関で可能です。本島中南部のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関(胃がん)でも可能です。

* 病理検査・病理診断
病変の一部(組織)を薄く切り出したり、体の一部分から採った細胞を、顕微鏡で観察することにより、悪性腫瘍かどうか、異型度はどうかなど、組織や細胞の性質を詳しく調べる検査のことです。病理検査に基づいてなされる診断を病理診断といい、専門の病理医によってなされます。

** 超音波(エコー)検査
超音波を体の表面に当て、その超音波が体の中で反射する様子により、体の断面をみる検査です

治療 ※詳細は担当医にお聞きください。

(1)手術(腹腔鏡下手術を含む)と内視鏡治療

もし手術が可能な病期であれば、多くの場合、まずは手術をします。その際に、通常の開腹手術ではなく、腹腔鏡下胃切除術(腹部に小さな穴を数ヶ所開けて、専用のカメラや器具で手術する方法)を行うこともあります。また、内視鏡を用いて胃がんを切除する、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などを用いることもあります。

各診療所では困難ですが、本島の多くの医療機関で可能です。本島中南部のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関(胃がん)でも可能です。

(2)化学療法(抗がん剤、分子標的治療薬など)

手術が成功しても、手術後に化学療法が必要なことがあります(術後補助化学療法)。また病期によっては、最初から化学療法を行う場合があります。

診療所の一部では、経口(飲み薬)抗がん剤であるテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(ティーエスワン®/TS-1)単独療法は可能な場合がありますが、その他の化学療法は困難です。TS-1単独療法が可能かどうかは、各診療所へ問い合わせてください。
いずれの化学療法も、本島の多くの医療機関で可能です。本島中南部のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関(胃がん)でも可能です。

こんな場合は、どの医療機関で治療や相談をすればよいのか?

いずれの場合でも、主治療を行ってきた担当医とよく相談して、診療情報提供書(紹介状)を作成してもらいます。その後、病院の地域連携室から、各診療所へ連絡を行い、連携をした上での受診となります。

治療終了後の経過観察

(1)定期的な外来での経過観察

手術療法の終了後、または薬物療法(化学療法など)の終了後、再発がないかをみるために、定期的な外来での経過観察が必要です。

治療を受けた医療機関の外来で経過観察を行うのもよいのですが、地元の診療所で経過観察をすることも可能です。ただし、がんの種類によっては困難な場合もあります。そのため、診療所での経過観察の希望がある場合は、地元の診療所へまずはご相談ください。

(2)CT等を使った画像による定期検査

治療終了後、年数回は再発していないことを確認するために、CT等を使った画像による定期検査が必要です。

治療を受けた医療機関の外来で、画像による定期検査を受けます。
画像検査以外の毎月の定期的な外来通院は、前述したように各診療所で可能です。

再発後の治療

(1)再発後の治療方針の決定

いくつかの検査を行い、治療方針を決定する必要があります。

各診療所では困難です。治療を受けた医療機関または本島のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関等で可能です。

(2)再発後の治療

根治的な治療(完全に治すことを目的とする治療)や延命を目指す治療は、各診療所では困難ですが、治療を受けた医療機関または本島のがん診療連携拠点病院や専門的がん診療機関等で可能です。
また、痛みや様々な症状を取るための治療(緩和医療=病を抱える患者やその家族ひとりひとりの身体や心などの様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア)を行うことは、各診療所で可能です。
各診療所でも実施可能なことは数多くあります。希望される医療について、各診療所へまずはご相談ください。

治療が難しい、治療を望まない、治療を行わない場合

根治的な治療や延命を目指す治療を行わない場合でも、痛みや様々な症状を取るための治療(緩和医療)を行うことは、患者さんがどういう状態であれ、常に可能です。

自宅で療養したいという希望がある場合は、本島のがん診療連携拠点病院等で患者さんのご希望に沿えるようにすることが可能です。その場合は、ご家族も含めて、十分な話し合いが必要になります。
各診療所でも実施可能なことは数多くあります。希望される医療について、各診療所へまずはご相談ください。

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